今回お伝えする内容は、
・腰痛、坐骨神経痛
・婦人科系の症状
・泌尿器系の症状
・体が緊張してしまっているような人
におすすめです。
腰痛のある人は日本全国に3,000万人いると言われています。 四人に一人くらいは腰痛を抱えている状態です。
ともかくとんでもない数人が腰痛で悩んでいるわけです。
そんな腰痛ですが、痛みをだす原因というのはいろいろあって、それぞれの原因にあったアプローチをしていくことが大切になってきます。解剖学的にみると反り腰だったり受け腰だったり足の方からきていたり背中の方からきていたりなんてこともありますし。東洋医学的に見ると、瘀血と言われる状態が絡んでいたり、冷え、腎の弱り膀胱経の異常様々な原因で腰痛を起こしてしまう可能性があります。
それらを分類して自分で見極めるのはかなり難しいし、複数の要因が重なり合っているような人も多いのでそう言いたところは鍼灸院など行かれて見てもらうのがいいでしょう。
では、自分でできることは何もないのかと言ったらそういうわけでもなく、どのような腰痛であっても効果の期待できる簡単なツボほぐしの方法がありますので今日は、腰のツボほぐし方法を紹介していきます。
腰のツボほぐし
このツボほぐしでポイントとなるツボが腰陽関(こしようかん)、腰兪(ようゆ)です。
どちらも腰という漢字が使われるくらいなので腰痛の時なんかも大切なポイントになってきます。
場所がどのあたりかというと腰陽関は左右の腰骨をつないだライン(ヤコビー線)と腰椎の交差するあたり。
腰兪は仙骨裂孔の凹みにあるツボなのですが、大体でいいです。仙骨の下の方でお尻の割れ目のちょい上くらいのとこかなくらいに思ってください。
大体腰陽関と腰兪のエリア、ここを狙っていきます。
下の図を見ていただければわかるようにこのエリアにはびっしりツボがあるわけで、特に私が使うのは大腸兪、次髎とか使ったりしますが、この辺りはとても大切な場所なんですね。
大切な場所なのですが、腰にあるから自分では手が届きづらくケアのしようがなかったんですが、この方法を使えば大丈夫です。
やり方
①まずゴロンと寝っ転がれるスペースを用意しましょう。
②ここに仰向けで寝っ転がります。
③手足は軽く広げた状態で膝をたて、できる限り体の力を抜いてリラックスしてください。その状態だと仙骨のあたりが床にあたっているのがわかると思います。
④骨格や腰の反り具合によっても変わると思いますがまずこの状態で腰兪を意識してみましょう。お尻の割れ目の少し上のあたりです。
⑤ここのあたりが床に当たっているのを感じたら、ここを擦り付けるようにゆさゆさしていきます。力まず、余計な力を抜いてゆさゆさです。
この時無理に押し付けないでくださいね。体の重みを使ってゆさゆさ擦り付ける感じです。
時間は適当ですが1分〜5分程度、気持ちいと感じているなら続けてて大丈夫です。
⑥そうしたら少しお尻を浮かせる感じ、腰の隙間を埋めるようにしていただくともう少し上の次髎のあたりや腰陽関のあたりが当たります。この状態でまたゆさゆさしていきます。
こんなかんじで仙骨周りのツボたちをいい感じに刺激できるんですね。
この辺りのツボというのは、腰痛だけでなく、生理痛、生理不順、その他もろもろ婦人科系の症状、頻尿、尿もれなどの泌尿器疾患で使うツボたちでもあるのでそういった症状にもおすすめなんですね。
さらにマニアックに考えると、腰の表面の筋肉だけでなく、奥にある大腰筋も緩みやすくなります。
この体勢が大腰筋を緩める姿勢になります。座りっぱなしとかでここが縮こまって硬くなってしまっている人も多いんですが、これがなかなかストレッチとかしても緩んでくれないんですね。そんな状態でもこのツボほぐししてるとゆるめた状態で揺らす刺激が手のべ素麺のイメージでユッサユッサでほぐれやすくなるんですね。そうすると腰痛はもちろん、大腰筋に絡みつくように走っている大腿神経なんかも解放されて足にくるような症状も緩んできたりしやすくなります。
仕事から帰ってきてぐったりなんて時にとりあえず寝っ転がってやっていただくとか、夜や、朝の寝起きに腰が痛くなってしまうような人は寝る前、そして朝起き上がる前にやっていただくのもいいと思います。
腰というのは肉付きに要、体の要になる部分なので、そんな症状のない人で大なり小なり硬くなっているのでおすすめですよ。
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