どうも、お灸サロン仙灸堂のささたつです。
今回は、不妊・生理痛・生理不順など、婦人科のお悩みを抱えている方に向けて、
見落とされがちな“ある共通点”と、その対策についてお話しします。
まずは、次の項目にいくつ当てはまるかチェックしてみてください👇
✅ あなたはいくつ当てはまりますか?
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果物が好き
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サラダばかり食べている
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甘いお菓子がやめられない
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よく悩む、くよくよしやすい
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痩せ型で胃腸が弱いと感じる
もし複数当てはまるようであれば、婦人科系の不調の“根本原因”が、実は胃腸にある可能性が高いです。
原因:見逃されやすい胃下垂とその影響
婦人科の不調というと、どうしても子宮や卵巣など下腹部の臓器が注目されますよね。
もちろん、それも正解です。
ですが、実際に多くの方の体を診ていると、「胃下垂」になっている方がとても多いんです。
胃下垂とは?
本来、胃はおへその上あたりにあるべきですが、それが骨盤近くまで垂れ下がってしまう状態のこと。
すると何が起きるかというと…
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胃が子宮や卵巣を圧迫する
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胃に水が溜まりやすくなり「ぽちゃぽちゃ」する(※東洋医学では「胃内停水」といいます)
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骨盤内の臓器の働きが落ち、冷えや滞りが生じる
その結果として、
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生理痛がひどくなる
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生理周期が乱れる
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妊娠しにくくなる
…といった症状が出やすくなるのです。
なぜこの体質の人が婦人科トラブルを起こしやすいのか?
さきほどのチェックリストに当てはまる生活習慣や性格の傾向は、どれも胃腸を弱らせやすいのが共通点です。
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果物やサラダ → 体を冷やす“陰性”の性質で胃腸に負担
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甘いもの → 東洋医学的に「気」を緩ませ、脾胃を弱らせる
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くよくよ悩む性格 → 「思(し)」という感情が脾に影響し、胃腸の働きを低下させる
つまり、「胃腸が弱る → 胃が下がる → 子宮や卵巣に影響 → 婦人科トラブル」と、連鎖的に不調が広がってしまうんです。
対策:まずは「胃腸を立て直す」ことから
いきなり子宮や卵巣にアプローチするのではなく、まずは土台となる“胃腸”のケアが大切です。
💡生活改善のポイント
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冷たいものを減らす
→ 生野菜や果物は控えめに。温野菜や味噌汁を中心に。 -
甘いものの質と量を見直す
→ 和菓子やドライフルーツなどを“少しだけ”楽しむ習慣を。 -
よく噛んで、胃をいたわる
→ 食べすぎない、夜遅くに食べない、などを意識。 -
気分の切り替えを意識する
→ 散歩、呼吸法、アロマ、自然に触れる時間を。
セルフケアにおすすめのお灸のツボ
不調の根本である胃腸のケアに加え、婦人科と心のバランスを整えるツボを紹介します。
足三里(あしさんり)
場所:膝のお皿の下外側から指4本分下にいったところ
効果:胃腸を整え、気力を高める
中脘(ちゅうかん)
場所:みぞおちとへその間
効果:胃胃の冷え、胃下垂、消化不良に
三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしの上から指4本分上にいったところ
効果:子宮・ホルモンバランス・冷え改善
肩井(けんせい)
場所:肩の中央
効果:気の巡り・ストレスの軽減
自宅でのお灸ケアにぜひ取り入れてみてくださいね。
まとめ
「不妊」「生理痛」「生理不順」といった婦人科の悩みは、
下腹部だけでなく“胃腸の不調”が原因のことも多いというお話でした。
もしあなたが
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果物やサラダが好き
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甘いものがやめられない
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くよくよ悩みやすい
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痩せ型で胃腸が弱い
そんな傾向があるなら、まずは胃腸を整えるセルフケアからはじめてみてください。
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