今日は手三里(てさんり)というツボを紹介していきます。
お灸好きな人なら足三里は知ってると思うんですね。お灸といったらまず足三里ぐらいな有名なツボであって三里と言ったら足三里ぐらいな感じなんですが、実は手にも三里があるんです。
ストレス過多、交感神経優位のような人はここが硬くなってます。ここも私は普段結構使っているようなツボなので、今日ぜひ手三里を覚えてお灸してみましょう!
今日の内容は
・手三里の期待できる効果
・手三里の場所
ということでやっていきます。
手三里の期待できる効果
ざっとあげるとこのような感じです。
・頭痛、肩こり
・扁桃炎
・歯の痛み
・副鼻腔炎
・顔の腫れ、できもの
こういった症状の時に使うことが多いです。
こうやってあげてみると体の上の方の症状に効くイメージですかね。
手三里は大腸経のツボ。ツボの流れとしては人差し指から始まって鼻の方に向かっていくツボの流れ、なのでもちろん経絡の流れである人差し指や表裏で関係する親指や橈骨側の痛みなんかも関係しますし、そっから登って行って、肩首通って顔に向かっていくわけで、首肩こりや鼻の症状、顔の症状なんかに関係してくるわけです。
大腸経のツボだから大腸と関係するのかと言ったら、そうとも言えるっちゃ言えるんだけどイコールではないといった感じ。
大腸経は手から始まって顔の方まで巡っている経絡。どっちかっていうと顔とか特に鼻、もっと広げて考えると脳神経と関係してるとも捉えることができます。
なので便秘とかで大腸に異常があるから大腸経のツボ。っていうよりも、その背景にストレスによるものなのかなんなのか交感神経を緊張させるようなことがあると、大腸経に硬さが現れてくるようなイメージで結構反応がでているのが手三里。ここにお灸することでそういった症状が落ち着くやすくなります。
手三里の場所
肘を曲げたときにできるシワの外端から手先の方に2寸いったあたり。
筋肉の間で骨の際のあたりを探すとズンと痛むところを探す。
お灸の目安は台座灸なら1〜3壮、ひねるお灸なら5〜7壮を目安に試してみましょう。
症状の状態によってはもっとたくさんお灸をすることもありますし、お灸でのぼせた時の引き下げの灸として使うこともあります。
ということで今日は手三里についてやっていきました。試してみてください!
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