今日は自律神経のセルフケア方法についてやっていきます。
自律神経失調の症状としては、めまい、耳鳴り、動悸や息切れ、胃腸の不調や倦怠感などなど実に幅が広く、症状が単独もしくは複数の症状が重なって出てくることもあります。
他の人からしたら、目に見えて血が出ているわけでもなく、骨が変形したりするわけではないので、なぜあなたがそんなに辛そうなのかわかりません。周り人からなかなか理解してもらえないので自律神経失調症は厄介でタチの悪く辛い症状なんです。
前回のブログで、自律神経失調・自律神経の乱れを改善するお灸のポイント【お灸Tゾーン】についてやっていきました。もし見てない人はそちらもチェックしてください。
「お灸Tゾーン」は私が普段お灸で治療するときは必ず入れているポイント。
ぜひ皆さんにもお灸をしていただきたいところの一つです。
しかし、お灸なんて持ってないし、準備するのもめんどくさい。そんなの待ってられない。今すぐ少しでも和らげたいんだ、ちょっとした合間にできることも教えて欲しい、そんなみなさんの心の声にお応えして、
今日は、自律神経の乱れを整えるのに効果的な
・3分簡単セルフケア方法
・やる上での注意点
をお伝えしていきます。ちょっとした隙間時間にもできて、お灸も用意せずできるのでぜひ試してみましょう。
3分簡単セルフケア方法
「お灸Tゾーン」は頭と首の境目の線と頸椎を結ぶ線。ここがTゾーンでした
今日のセルフケアではTの横棒に対してのアプローチになります。
もちろん自分でただ押してあげるとかでもいいんですが、なかなか上手く押すのって難しくないですか?何より、リラックスしにくいですよね。
そんなときに便利なのが、椅子の背もたれです。
ここに首と頭の境目をセットします。そして、ゆらゆらするだけ。本当に軽~く、ゆる~くやってあげてください。
真ん中から左右に3センチ~5センチほど動かしてあげるイメージです。
このとき力でグッと押し付けるようなことはしないでください。あくまで自分の頭の重みを利用して揺らしてあげます。
息は止めずにゆ~っくりと、深い呼吸を意識して行ってください。
大きくすって~ゆっくり吐き出します。できるだけ全部吐き出す気持ちで、でも力まない程度で行ってみましょう。
1分経ったら今度は、右側をやってあげます。要領は同じです。
1分経ったら今度は左側をやってあげましょう。
はい、これでお終い。どうでしょう。なんかスッキリしてきたんではないでしょうか。
これをちょっとした時間を見つけて行うことで、少しずつ頭の後ろが緩んできて、それに伴い、症状も良い方向に向かっていくはずです。
注意点
注意点
1、首を痛めている人はこのセルフケアはやめておきましょう。
ムチウチとか頸椎症などで明らかに首に痛みがある場合は、直接首に対する刺激はかえって症状を悪化させる恐れがあるのでやめておきましょう。
2、強い力でやらないようにしてください。
早くよくしたい気持ちはよくわかります。しかし、良い気がするからといって、強い力はむしろ逆効果です。マッサージとかでも強く押されると、効いてる効いてる~って感じでもっと押して~となりがちですが、揉んだ直後はいい気がするかもしれませんが、強くもめば揉むほど、その後筋肉は硬くなり、症状を慢性化させるだけです。優しい力で解きほぐすようなイメージで行ってください。
3、時間配分に気をつけましょう。
やる時間ですが、1分というのはあくまで目安です。もし、気持ちいいなら少しずつ時間を増やしてもかまいません。例えば右の首こりがひどいときは右側を少し多めにやってあげたりするのはいいと思います。1分で物足りない感じがあれば少しずつ増やしてあげるのもいいでしょう。
しかし、自分の刺激の受けれる許容量を知らないうちにいきなりやると、かえって症状を悪化させてしまう場合もあります。何日か続ける中で調節してあげましょう。
ということで【3分でできる】自律神経を整える簡単セルフケア方法についてやっていきました。
いきなり全部の固さがとれるわけではありませんが、日々行うことで確実に凝りや固さが取れてきます。焦らず続けてみましょう。
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