あなたは何をしても良くならない肩の痛みで悩んでいませんか?
あるところにある凝りを取らないと、五十肩のような症状が出てきてしまうことがあります。
動かした時はもちろん、安静にしているときでさえ激しい痛みに苦しみ、肩を後ろに回すこともできなければ、上にあげることもできません。
それ以外にも辛い腕を反対の肩を掴むことができない場合なんてのは、なおさらあるとこのコリが関係している可能性が高いです。
ということで今日は恐らく誰も知らないツボ【裏天宗】を紹介します。
裏天宗(うらてんそう)
この裏天宗なぜ誰も知らないかというと私が勝手にそう呼んでいるからです。
Google先生で検索しても出てきません。
もしかしたら他にもここのあたりを使う治療家の先生はいらっしゃるかもしれませんがそんなにいないんじゃないですかね。
そもそも天宗というツボをご存知でしょうか?
肩甲骨の真ん中あたりにあるツボです。
この天宗というツボ自体も五十肩のような症状に有効なんですが、それで良くならないような人にこの裏天宗がよく効くんです。
裏天宗がどこにあるかというと天宗の反対側。
どこかというとここ。
肩甲骨の前側の方です。普通にはなかなかさわれないような場所になっています。
この肩甲骨の前側の部分にも実は筋肉がくっついているんですね。それが肩甲下筋という筋肉です。
この肩甲下筋は肩甲骨の前側にくっついて、上腕骨(腕の骨)にくっついている筋肉であり、肩関節を安定させる大切な筋肉をローテーターカフといったりするんですが、そのローテーターカフのひとつでもあります。
特に肩甲下筋は腕を内旋するのを補助し、肩関節を安定させ、上腕骨頭を関節窩に納める働きをしています。
ここがなんらかの原因、例えば転んだりなど、思いがけないことで肩に負担をかけてしまった時なんかにここを痛めてしまったりすることがあります。で、それに加えて、普段から俯いた姿勢が多いとか、長距離運転など長い時間腕を同じ姿勢で固定するようなことをしているとここを余計に固めてしまいます。
そんなこんなで肩に違和感を感じているのをほっておくと、ある時をさかいにものすごい痛みに変わってしまうことがあるんです。
そして、肩が痛いから肩を一生懸命なんとかしようとするんだけとよくならない。
何故か、原因が他に隠れているからです。
裏天宗の押し方
さて、こんなところにどうアプローチするのか。
腕を肩を前に出すと肩甲骨も一緒に外にひらいてきます。そうすると脇の下から押すことができます。
押す指はこの4本を使います。特に押すのは中指らへんですね。脇の凹みに突っ込んで、指腹を肋骨にしっかりとあてます。
そのまま沿わせながら脇の穴の後ろの壁にあったったらその壁を指の先端が肩甲下筋に当たります。そのあたりで何点か押していくと弱い力で押しているはずなのに飛び上がるほど痛いポイントがあるはずです。そこを私は裏天宗としています。
肩周りのトラブルで私の施術を受けている人なんかですと裏天宗を使うんですが大体ギャーって感じですね。しかしここをやった後は肩周りのトラブルが大幅に減っているいことが多いです。
あとは腕をだらんと垂らした状態で押してあげるのも肩の筋肉がリラックスして肩甲骨も外に出やすくなるのでやりやすいやり方を見つけて試してみてください。
正直、文章じゃ分かりづらいと思うのでぜひYouTubeの方で確認してみてください。
ここはほんとに痛い場所なので、一回の刺激は少なめにしてそれを1日に3回くらいに分けて刺激してあげるといいですよ。
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